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どの社会でも、人事は、その社会の全構成員の運命と発展を左右する死活的な問題であると同時に、個人の能力と性向、即ち統率力と実務能力の側面と共に、その思想と理念、個人の性行の側面も、人事の基本要因となるしかないのが普遍的な現実である。
問題は、この2つの側面の中で、どちらを優先視するのかということで、これは、結局、誰が人事権を掌握し、いかなる人事政策を実施しているのかにより決定される問題である。また、それにより、その社会で生きる全ての社会構成員の生の目的が決定されるのである。
実質的に、国と民族のための能力主義の人事政策が実施される社会では、全ての成員も、民族と国家のための真の生の目的を追求するだろうし、万一、特定階級や独裁者の執権と統治のための人事政策が追求される社会では、社会構成員もやはり、自身の運命と発展のため、国家と民族より独裁者に忠実となるしかないだろう。
このように、国家や政府、社会団体と組織をいかなる者で構成し、そのような人材をいかに養成して、選抜するのかという人事問題は、どの時代、どの国でも、国家と民族、個人の運命を左右する最も重要な問題として提起されてきたと言える。しかし、階級と身分本位の人事原則が支配した封建社会は、いうまでもなく、人事問題は、長い間、統治者の執権手段として利用されてきたことも、否定できない歴史的事実である。
人間の平等と尊厳を下地にする民主主義制度が誕生したことによって、始めて人事問題は、ある特定階級や勢力の既得権と支配の手段ではなく、国と民族の繁栄と発展の根本要素として見られ始めたと言える。実際、国家と民族の行政権と理念に忠実な人物を選び出す問題と、このような人事権を誰が掌握し、いかなる方式で人事を実行するのかという問題は、その国家や体制、政権の性格と将来の運命を決定する主要尺度となり得る。
結局、そのどの社会でも、人事基準と政策により、人事の全ての手続と方法が決定されるだろうし、民主社会であればあるほど、このような人事手続と方法での透明性と公正性がさらに重要な問題として提起されるだろう。
しかし、今日の北朝鮮の現実を見れば、遺憾ながらも、人事の実態1つ取ってみても、北朝鮮体制が真に国民のための制度ではなく、一人独裁体制の維持を根本目的にする体制であると知ることができる。いかに優れた能力と知識、技術を持ったとしても、独裁者の統治に対する名目的な忠誠を離れては、そのいかなる個人の成功と発展に対しても考えられない北朝鮮の人事政策と全ての人事権を労働党が独占して決定する完全に閉鎖的で、独裁的な人事機構体系、公正性と透明性、平等が徹底して排除された人事手続と秩序は、今日まで北朝鮮体制が維持されてきた重要な秘訣であると同時に、北朝鮮社会を今日のような非通常的で、落後した半封建的全体主義国家に転落させた主要な要因にもなり得ると言える。
この文の目的は、金父子の一人独裁及び世襲統治に引っかかるその誰もを、権力層と社会の中心に足を踏み入れられないように厳格に排除してきた北朝鮮のこのような人事政策と人事原則、人事機構体系と秩序及び手続問題を北朝鮮の現人事実態と結び付け、具体的に研究分析することによって、北朝鮮の権力構造と構成、危機管理能力と体制の展望等を評価するのを助けようとすることにある。
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最終更新日:2003/10/04
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